部門のご紹介
看護部
ご挨拶

名前
看護部長富山 光子
超高齢化社会である日本で、高齢化率が上昇し、団塊の世代が75歳以上となる2025年をむかえました。これから更に少子高齢化の進展が予測されています。2040年には、徳島県の高齢化率は41.7%と予測されています。人口の約半分が高齢者となり、生産年齢人口は減少の一途をたどります。その中で、地域の病院として私たちは、患者様・ご家族様・地域の皆様に安心して治療やケアを受けて頂けるように支援致します。
当院は、地域包括ケア病棟・療養病棟・回復期リハビリ病棟の3つの病棟(92床)と多様な外来診療科を有する、慢性期病院です。ADL向上や在宅復帰に向けて、幅広い知識を持つ医師・看護師・介護福祉士・介護士・リハビリ(PT/OT/ST)管理栄養士など多職種連携を強化し、患者様、ご家族様が安心して社会復帰ができるように支援致します。
江藤病院看護部は、グループ理念である「じぶんを生きるをみんなのものに」のもと、患者様、ご家族様、地域の方々、職員も、みんなが自分らしく生きていくための支援を心がけて毎日ケアに取り組んでいます。江藤病院の経営理念である奉仕・誠実・笑顔の精神のもと「優しい看護」を念頭に、心をつなげる「手」を意識して、患者様が幸せを感じられる看護を心がけます。
新人教育はチーム支援型を取り入れて、ポートフォリオを使用し、適時リフレクションを実施しています。他の病院の新人との集合研修もあり、1年~3年までの教育がプログラム化されています。現任教育においても、多彩な研修とキャリアデザインシートを活用したスキルアップなどについても、面談時に相談しています。研修の補助制度も充実しておりますので、ぜひ!活用してスキルアップをしてほしいと思います。院内には特定行為研修修了看護師が13名、認知症看護認定看護師1名在籍しており、活躍の場をひろげています。
看護部理念
私たちは
あたたかい手と寄り添うこころで
「優しい看護」をめざします。
看護部基本方針
- 私たちは、安全で安心される人間性豊かな看護をめざします。
- 私たちは、皆様に満足していただけるよう、心に寄り添い、向き合った看護をめざします。
- 私たちは、職責を自覚し、質の向上をめざした看護サービスを提供します。
- 私たちは、地域との連携を図り、円滑なチーム医療を推進します。
- 私たちは、お互いの人格を尊重し、守秘義務を果たします。
- 私たちは、皆様が心から満足できる終末期のお手伝いをさせていただきます。
特定行為研修 修了看護師
2015年10月から、「特定行為に係る看護師の研修制度」がスタートしました。この研修を修了した看護師は、「特定行為」として定められた一部の医行為について、医師の手順書に基づき、自らの判断で行うことができるようになりました。
4人に1人が75歳以上になる超高齢化社会に向けて、最も対応に迫られる分野の一つが、医療です。慢性期疾患を抱えた患者様が増え続けていくこれからの時代を見据え、当院では、入院、外来、施設、在宅それぞれに「特定看護師」を配置しています。
人工呼吸器管理、感染管理、糖尿病管理、栄養及び水分管理、創傷管理、神経症状管理などの分野を修了しており、褥瘡処置や気管カニューレの交換、中心静脈栄養、脱水補正、インスリン投与量の調整など、より迅速に安全に、皆様に安心して頂ける慢性期医療が提供できるよう、努めて参ります。
当院で修了している特定行為
- 侵襲的陽圧換気の設定の変更
- 非侵襲的陽圧換気の設定の変更
- 人工呼吸管理がなされている者に対する鎮静薬の投与量の調整
- 人工呼吸器からの離脱
1. 呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連
- 気管カニューレの交換
2. 呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連
- 胃ろうカテーテル若しくは腸ろうカテーテル又は胃ろうボタンの交換
3. ろう孔管理関連
- 中心静脈カテーテルの抜去
4. 栄養に係るカテーテル管理(中心静脈カテーテル管理)関連
- 末梢留置型中心静脈注射用カテーテル(PICC)の挿入
5. 栄養に係るカテーテル管理(末梢留置型中心静脈注射用カテーテル管理)関連
- 褥瘡または慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去
- 創傷に対する陰圧閉鎖療法
6. 創傷管理関連
- 持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整
- 脱水症状に対する輸液による補正
7. 栄養および水分管理に係る薬剤投与関連
- 感染徴候がある者に対する薬剤の臨時の投与
8. 感染に係る薬剤投与関連
- インスリンの投与量の調整
9. 血糖コントロールに係る薬剤投与関連
- 抗けいれん剤の臨時の投与
- 抗精神病薬の臨時の投与
- 抗不安薬の臨時の投与
10. 精神および神経症状に係る薬剤投与関連
当院の特定行為研修修了看護師
他2名