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リハビリテーション通信

うつ病|セルフチェック|初期・軽度・中等度・重度の症状|リハビリテーション通信

江藤病院リハビリテーション通信

うつ病とは

うつ病とは、日常生活に支障が出るほどの強い気分の落ち込みや意欲の低下が続く病気で
す。誰もがかかる可能性があるカゼのようなもので「心のカゼ」と言われることもあり、
有病率は人口の3~5%といわれています。

症状

症状には以下のような症状がみられることがあります。個人差があります。
一般的な症状として
・眠れない
・些細なことで怒りやすくなる
・生きている実感がない
・悪い方向へ想像してしまう
・感情を感じない
・体がだるい、倦怠感
・動機、めまいがする
・頭が痛い
・反応が遅れる
・動作がゆっくりになる
・口が渇く
・胃の不快感
・便秘や下痢
・食欲がない
・死にたいと思う
などが挙げられます。

初期症状

初期に現れやすい症状の一つとして睡眠障害があります。夜中や早朝に何度も目が覚める、ぐっすり寝られない等です。また、心の面ではマイナス思考、意欲の低下、イライラしやすい、抑うつ気分、などがあります。

軽度のうつ病

・何らかの形の睡眠障害
・不合理な自責感、あるいは過剰で不適合な罪業感
・焦燥あるいは制止を伴う、精神運動性の変化(主観的あるいは客観的)
・自信喪失、あるいは自己評価の低下

中等度のうつ病

家事や仕事などの日常生活に支障をきたしてしまうようになる、遅刻や欠席が目立つなど、行動にも変化が認められます。朝から体が動かなくなってしまうなど、日常生活にも支障を認められます。

重度のうつ病

日常生活も送れないほどに状態が悪い状態です。自責感や無価値感が強く、死にたいという思いが強まることも少なくありません。

検査

自分でできる検査のひとつとして、SDS(Self-rating Depression Scale)・自己評価式抑うつ性尺度が挙げられます。

国内の多くの心療内科で広く使用されており、憂鬱感や疲れやすさ、入眠障害などの被験者の抑うつ性の程度を見るためのセルフチェックによる心理検査です。自己回答で行い、採点や結果の診断はあくまで検査者が行います。また、SDSはうつ病の疑いを確かにするための第一段階にある方法に過ぎず、その結果次第ではさらに詳しい検査が必要になることもあります。

次の表がその質問に対応する評価です。

最低点が20点、最高点が80点となるこの検査ですが、40~47点を軽度、48~55点を中等度、56点以上を重度と判断します。通院を検討する前にご自身でこの表に回答してみてもいいのではないかと思います。
SDSは、うつ病の程度を知るための心理検査です。多くのサンプルから妥当性を検証した心理検査のため、うつ症状を客観的に判断する材料の一つとして使用することができます。

執筆者:作業療法士 瀧花愛子(たきばな あいこ)
那賀町出身。
身体機能や病気を見るだけでなく、患者さんや利用者さん個人の好きなことや得意なことを取り入れたリハビリテーションを提供できるよう心がけています。

 

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