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リハビリテーション通信

注意障害とは|リハビリテーション通信

はじめに

こんにちは。
今回は、高次脳機能障害の一つである「注意障害」についてお話したいと思います。
まず、高次脳機能障害とは脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)や事故が原因で脳が傷つくことにより、脳の機能が低下し、様々な症状を引き起こすことを指します。
脳卒中を発症後に、ご本人が「ミスすることが多くなった」「ボーッとすることが多くなった」と心配になることがあります。その症状は、高次脳機能障害の「注意障害」によるものかもしれません。
この記事では、脳卒中後の「注意障害」について、その症状や生活で困ること、その対応法について説明していきます。

注意障害の種類

具体的に大きく分けると注意障害は4つに分類されます。

① 持続性注意障害

注意力や集中力を持続させて一つのことを続ける、ということができなくなります。
例:疲れやすいために途中で投げ出し、周りからは飽きっぽいという印象を持たれます。

② 選択性注意障害

多くの情報の中から今必要な情報だけを選ぶ、という能力が低下し、いろいろなものに反応してしまいます。
例:隣の人の作業が気になって、自分のことをせずに隣の人に口出しする、などもこの症状です。

③ 転換性注意障害

ひとつのことに注意を向けているときに、他の別のことに気付いて注意を切り替える、という能力が低下します。

例:パソコンを操作しているときに電話が鳴っても気づかないとか、電話が終わった後も電話のことに注意が向いたままで、なかなかパソコン操作に戻れないといった症状です。

④ 配分性注意障害

いくつかのことに同時に注意を向けながら行動する、という能力が低下します。
例:3人以上で会話をするとか、助手席の人と会話をしながら運転する、ということが難しくなります。

注意障害の対応法

①こまめに休憩が取れるようなスケジュールを組むようにします。
(アラームを使用するなど)

②隣の人と仕切りを作って見えないようにする、個室を使うなど、気が散る原因を取り除きます。

③同時ではなく、なるべく一つずつ作業を行うようにします。
(必要に応じてメモを利用するなど)

④周囲の協力で、混乱しないように統一した声掛けを行います。
(パソコン操作をしているときは電話に出る必要が無い状況にするなど)

まとめ

注意障害と向き合うためには「家族と周囲の協力」が必要!
注意障害は、事故や怪我などの脳の損傷によって起こりうる障害ですが、しっかりとリハビリテーションを行えば回復が期待できる障害でもあります。
日常生活において欠かせない機能に障害があることは、本人も辛いと自覚している場合が多いです。
そのことを家族や周囲も理解し、リハビリテーションが行いやすい環境づくりを工夫していくことが大切です。

 

今回の執筆者:作業療法士 井出(いで) わかな
徳島市出身。江藤病院での勤務は10年目となります。現在は、通所リハビリテーション部門で勤
務しています。園芸活動や調理訓練、レクリエーションなど作業療法を活かせる部門で働くこと
ができ、やりがいを持って仕事を行うことができています。

 

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