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リハビリテーション通信

寒さに負けないための身体作り|リハビリテーション通信vol.97

12月になり本格的な寒さがやってきました。気温が下がる冬には体温も低下して、患者さんや利用者さんから「手足が冷たい」「体が冷える」といったお声をよく聞くようになりました。今回は、『寒さに負けないための身体作り』というテーマでリハビリテーション通信をお届けします。

身体が冷える原因

・運動不足

人は筋肉を刺激して代謝を挙げ、熱エネルギーを生み出して体温を高めようとします。そのため、筋肉量が少ないと十分な熱エネルギーを作ることができず、身体が冷えてしまう原因になります。
筋肉量が少ない原因は加齢による衰えや運動不足や栄養不足が挙げられます。

・血行不良

寒さを感じると、皮膚からの熱の発散を防ぐために、末梢血管を収縮させます。そのため、寒い時期は日頃よりもさらに血液が全身に行き渡りにくくなり、血行不良による冷えを感じやすい傾向にあります。
血液を送り出すポンプの役割を果たす筋肉量が少ない方やきつめの服・下着を着用している方は血行不良に陥っている可能性が高いです。

・自律神経の乱れ

慢性的なストレスを抱えていたり、偏った食生活や睡眠不足などが続くと、自律神経が乱れて体温調節が困難になり、冷えを増長する原因となる場合もあります。

対策

・運動

運動は熱を生み出す筋肉を維持・増強し、代謝アップに役立ちます。筋肉量の減少を防ぐためにも日頃からウォーキングやスクワットなどの適度な運動を心がけましょう。体温が低い朝の時間帯に身体を動かす習慣をつけるとよりよいです。
※運動時は体調に合わせて、無理せず行いましょう。

・食事

身体を暖める食材には発酵食品や根菜、温かい汁物などがあります。たんぱく質も体温を上昇させるため、卵や納豆、みそ汁、焼き魚などの和食メニューがおすすめです。栄養バランスのとれた食事を3食食べて、体温調整機能を整えましょう。

・入浴

湯船に肩から浸かって入浴することがおすすめです。しかしお一人で入浴できない方には手浴や足浴で身体の末端を温めるだけでも冷え対策になります。

・睡眠

良質な睡眠をとることで自律神経が整い、冷え対策になります。

身体の冷えは男女ともに起こりうる症状ですが、食事や睡眠、運動といった生活習慣を見直すことで改善することができます。まずはできることから取り組んでいただき、一緒に寒い冬を乗り越えていきましょう。

 


今回の執筆者:理学療法士 高瀬 晴菜(たかせ はるな)
資格取得後、今年で10年目になります。現在は訪問リハビリテーションに携わっており、利用者さんと向き合う中でいろいろなことを学んでいます。今後も皆さんが自分らしい生活を送れるよう支援していきます。
 

 
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