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リハビリテーション通信

簡単な運動で脳卒中予防 ~日常生活のストレスを減らそう~【動画】|リハビリテーション通信vol.98

はじめに

 みなさんこんにちは。今年も寒い冬が到来しました。寒さの厳しい季節は、脳卒中が増える時期として知られています。冷たい空気に交感神経が刺激され、血管が収縮し、血圧を上昇させるためといわれています。
 今回は、日常生活で感じがちなストレスを軽減させるとともに、脳卒中を予防するための簡単な運動をご紹介いたします。

脳卒中とは

 まず脳卒中の分類ですが、下の図のようになっています。
 未然に防げる脳卒中はどれだと思われますか?健康診断や脳ドック等で発見されるものは
この中で無症候性脳梗塞といわれるラクナ梗塞、脳動脈瘤の破裂によって引き起こされる
クモ膜下出血の2つとされています。頸動脈の狭窄などによって引き起こされるアテロー
ム血栓性脳梗塞は無症候性で、狭窄が強いものがみつかる可能性は3%以下とされています。
 それほど脳卒中は見つかりにくく、かつ昔から中風(ちゅうぶう;突然風にあたる)といわれるように突然やってくるものなのです。

脳卒中とストレスの関係性

 ストレスによって引き起こされるものには自律神経失調症や高血圧があり、脳卒中と高血圧には関係性があるとされています。では実際に人がストレスを感じ症状として表れているとき、私たちの身体のなかではどのような事が起こっているのでしょうか?

 

ストレスからホルモンが過剰分泌される

 ストレスを抱えると腎臓の副腎皮質というところからコルチゾールというストレスホルモンが多量に分泌されるようになります。通常、コルチゾールは①②③④のように代謝促進などの機能を担っていますが、過剰に分泌されると血管の収縮や血糖値の上昇を引き起こすため、高血圧や糖尿病などの生活習慣病の発症リスクを増加させます。

ストレスから自律神経が乱れる

 自律神経は自分ではコントロールできず、またシーソーのようにバランスがとられていなくてはなりません。強いストレスで交感神経が優位になってしまうのは、脳からストレス対抗指令が届けられる「副腎皮質」を交感神経が支配しているため、指令そのものが交感神経の刺激につながるから、と考えられています。そして、副腎皮質の中にある副腎髄質という部分からアドレナリンというホルモンなどが大量に分泌され、これがさらに交感神経を刺激し、常に交感神経優位の状態を作り上げてしまうのです。

簡単な運動でストレスを軽減しよう

 以上のように、脳卒中においてストレスとホルモン・自律神経には密接な関係性があります。また自律神経の中枢(自律神経の中心的存在である胸神経叢は背骨に多く存在しています)は胸椎にあり、体を回したり、軽くストレッチをすることでストレスが軽減されます。最後に、自宅でできる簡単なストレス軽減エクササイズをご紹介します。

 

ストレス軽減エクササイズ

【簡単な運動 その①】


 

【簡単な運動 その②】

 

 


 

【簡単な運動 その③】

 

 


 

【簡単な運動 その④】

 

 

 


今回の執筆者:理学療法士 福田 尊(ふくた たける)

今年で理学療法士となり10年になります。現在は回復期リハ病棟で勤務しております。患者様に「江藤病院でリハビリテーションを受けて良かった、今度は誰かに紹介したいと思っていただけるようなリハビリテーションの提供を心掛けております。

 
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