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リハビリテーション通信

正しい姿勢・不良姿勢|リハビリテーション部

リハ通信

はじめに

高齢になると加齢に伴う脊椎(背骨のこと)の変形を伴うことが多く、それを起因とした腰痛や肩こり症状、膝関節痛などを呈することが多々あります。
そこで今回は、「姿勢と高齢者の姿勢分類」と、「リハビリテーションによる症状の進行予防」についてお伝えします。

Ⅰ.姿勢と高齢者の姿勢分類

姿勢について

姿勢とは・・・・体位と構えのことです。
体位とは・・・・身体を前から見た様や横から見た様、上(頭部方向)から見た様に対して各身体の部位が重力方向に対してどのような関係をしているかを表します。
表し方:臥位(寝ている姿勢)、座位(座っている姿勢)、立位(立っている姿勢)
構えとは・・・・頭や胴体、手足の位置関係を指します。
例:「股関節屈曲位(屈曲=曲げている状態)」

正しい姿勢をとることは、正しい運動を可能とし、身体の不調を軽減することに繋がります。

脊椎のカーブ

*左側が腹部、右側が背部となります。
脊椎の弯曲として、頚椎は前弯、胸椎は後弯、腰椎は前弯となっています。

 

変形が及ぼす影響

加齢によって生じる脊椎の変形で多いのは腰椎の前弯の減少であるとされています(腰椎の前弯が減少すると猫背の様な姿勢になりやすいです)。この変形の原因としては長年農業などに従事することなどが挙げられます。
また、脊椎の変形が生じるもう一つの要因は骨粗鬆症です。理由としては骨粗鬆症により椎体圧迫骨折が生じやすく、また、発症部位が腰椎と胸椎の移行部で頻度が多く、腰椎の前弯を減少させてしまうからです。

高齢者の姿勢分類

ここでは仲田による4分類をお伝えします。

⦁ 伸展型

⦅特徴⦆
背部が一直線になり後方へ反るもの。
他の型と比較し、最も平均年齢が若い。

⦁ S字型

⦅特徴⦆
・胸椎の後弯と腰椎の前弯が正常よりさらに強調されるもの。
・胸椎圧迫骨折が主体であり、腰椎椎間板変性は少ない。

⦁ 屈曲型

⦅特徴⦆
・背部が全体に円背となり、頭部が前方へと出るもの。
・胸椎圧迫骨折に加え、腰椎椎間板変性も多い。

⦁ 手膝上型

⦅特徴⦆
・手を膝の上に置く。
・胸椎圧迫骨折に加え、腰椎椎間板変性が著しい。
・屈曲型と似たパターンを呈する。

姿勢について・まとめ

不良姿勢が続くと、腹部や背部の筋肉が持続的に活動し続けることで血流不全等を起こし、痛みの原因になりやすい場合があります。

また、不良姿勢をとることで、腹部や背部以外にも足や腕、首の筋肉にも影響を及ぼし、痛みとして出現することがあります。リハビリテーションではその様な筋肉の活動を促すことで、局所の血流促進や筋肉組織の改善や症状軽減を図っていきます。

ただ、関節に問題があると、姿勢を正そうとしても難しい場合があり、無理に行うと余計に腰痛やその他の部位に痛みが出現する可能性があります。

当院の外来リハビリテーションでは、各個人に応じた姿勢のとり方や動作方法をお伝えしますので、どうぞご利用ください。

Ⅱ.リハビリテーションによる症状の進行予防

良い姿勢をとることで得られる効果としては、動作(歩くことや立ち仕事など)の円滑性が向上することや、身体各部位(腰部や膝関節など)への痛みの予防とお伝えしました。

また、不良姿勢には多くの種類があり各個人で違いがあります。したがって今からお伝えすることはすべての方にあてはまるものではないですが、紹介する運動を行っていただくと、運動のしやすさや各身体部位の痛みの緩和が期待できます。痛みがなく、運動していて苦しくない範囲ということを前提に行っていただければと思います。

骨盤、腰椎の運動

座位での骨盤運動

骨盤や腰椎を動かす運動です。不良姿勢の方の多くは骨盤が後ろへのけぞる様な状態になっていることが多く、そのために背中の筋肉やお腹の筋肉が虚血状態となる場合をよく経験します。
背中やお腹の筋肉の状態を改善し痛みの軽減や姿勢をよくする効果が期待できます。
10回程度を目安に行って下さい。
⦁ 注意点:腰に鋭い痛みがある場合は悪化する恐れがありますので控えてください。

 

胸郭屈伸運動

胸を張ったり戻したりする運動です。背中が丸まると肩こりや首への疲労感が出たりする場合があるので、しっかり動かしてほぐしましょう。
運動回数は10回を1セットとし、2~3セット行っていただくと良いです。胸を動かすのと一緒に腕も広げたり、閉じたりすると大きく動くので実践してみてください。また、胸を開くときは背中に皺を寄せる感覚でしていただくと、うまくできると思います。

 

おわりに

不良姿勢と症状の進行予防が期待できる運動についてお伝えしました。
個人によって姿勢のとり方は複雑ですので、無理のない範囲で運動を継続していただき、痛みの緩和の一助となれば幸いです。

 

今回の執筆者:作業療法士 和田 彬樹(わだ ひでき)
徳島県小松島市出身、作業療法士になって7年目となりました。
県外の急性期病院で勤務したあと江藤病院に転職して5年目を迎え、
現在は外来リハビリテーションを担当しています。
地域の皆様の生活がより良くなるよう努めさせていただきます。

 

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