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リハビリテーション通信

糖尿病には運動!|いつ?どんな運動を?どのくらいする?|リハビリテーション部

はじめに

皆さんは糖尿病という病気を一度は耳にしたことがあると思います。
徳島県では,平成5年から平成18年にかけて,14年連続して「糖尿病死亡率全国ワースト1位」が続いており、令和元年も「全国ワースト1位」,令和2年はワースト5位と糖尿病死亡率の高い状態が続いています。

糖尿病と診断を受けてなくても糖尿病予備軍にあたる方も多く、症状がなく糖尿病になっていることもあり、糖尿病の症状はかなり血糖値が高くなければ現れません。

糖尿病の症状とは

高血糖における症状は、

  • 喉が渇く、水をよく飲む
  • 尿の回数が増える
  • 目がかすむ
  • 手足の感覚が低下する。または、チクチクさすような痛みがある
  • 体重が減る
  • 疲れやすくなる
    などがあげられます。症状がいくつも当てはまる方は病院受診を検討して下さいね。

 

糖尿病を改善するためには

糖尿病の治療では①食事療法②運動療法③薬物療法の三本柱とされていますが、今回は運動療法のお話をさせていただきます。

運動がなぜ良いのかというと、糖尿病の主な原因は、肥満、過食、運動不足によるものが多く、運動により肥満を解消・抑制できます。さらに運動を毎日続けていると筋肉の活動量が上がることで、インスリンの働きも改善します。それは生まれつき糖尿病の方にも当てはまり、筋力を高めることでストレス解消にも役立ちます。

そのため糖尿病になったときは、「継続して運動をしていくこと」と「食事療法で血糖コントロールを良好に維持すること」が大切になります。

一日にどれくらい運動をしたらいいの?

実際にどれくらい運動が必要かというと、個人差はあるものの、歩行なら1日約1万歩、消費エネルギーに換算するとほぼ160~240kcalの消費が望ましいとされています。
また、歩行の目安は1回につき15~30分間、1日2回行います。毎日行えなくてもかまいません。1週間に少なくとも3日以上の頻度での歩行が望ましいです。

運動の種類は2種類

有酸素運動:ウォーキングやジョギング、水泳など、できるだけ大きな筋を使用する運動。
抵抗運動:腹筋、ダンベル、腕立て伏せ、スクワットなど、重りや抵抗負荷に対して動作を行う運動。
また、水中運動は有酸素運動と抵抗運動の両方が行える運動種目であり、膝への負担が少なく、肥満糖尿病患者には安全かつ効果的とされています。

いつ運動をすればいいの?

運動のタイミングは生活の中で時間があるとき、いつ行っても問題ありません。しかし、特に効率的に行うためには食後1時間後に行うと食後の高血糖状態が改善されるとされています。

最後に

糖尿病は高血糖が免疫機能の低下をもたらし、コロナウイルスの重症化リスクを上げるとされており、糖尿病の合併症が悪化すると改善が難しいとても怖い病気です。
体の異変を感じたらまず病院で診察や検査を行い適切な対応や治療を行い、症状の改善を目指していきましょう。

今回の執筆者:理学療法士  鈴木 雄大(すずき ゆうだい)
東京都豊島区出身
徳島で就職し13年ほど経ち、方言や園芸を覚えつつ結婚しました。2児の育児に奮闘しながら回復期リハビリテーション病棟勤務を経て、現在は外来リハビリテーションに携わっています。体のリハビリだけでなく心に寄り添いケアできる理学療法士を目指して頑張っています。

 

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