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「なぜ運動したほうがいいの?」|リハビリテーション通信

こんにちは。
皆さんは、普段から運動をされていますか?
そう問われると私自身もドキリとするのですが、厚生労働省の調べでは、1回30分以上の運動を週2回以上、それを1年以上継続している『運動習慣のある者』の割合は、男性で35.9%程度、女性で28.6%程度だそうです。また『運動習慣のある者』の割合を年齢階層別にみると、男女共に20~30歳代の方よりも65歳以上の高齢者の方が割合が高いそうです。
では

『 運動 』

この言葉を聞くと、皆さんはどのような印象を受けますか?
「健康のために」、「楽しい」、「正直面倒くさい」など、感じる印象は人それぞれだと思います。
そのなかでも、「したほうがいいんは分かるけど、なんでしたほうがいいんだろう?」と、運動から得られる効果がいまひとつ明確とならないことから、なかなか始めれなかったり、また続かなかったりと、ついつい運動不足になってしまうという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、運動から得られる効果をお伝えしたいと思います。

運動から得られる効果

◇身体の柔軟性が高まり痛みが和らぐ

運動により体を動かすことで、 関節や筋肉の柔軟性が高まる効果があります。また筋肉の緊張がほぐれ、血流や新陳代謝が促進されることで、痛みが和らぐ効果もあります。

◇筋力や体力がつく

運動により、筋力が高まり筋肉量が増加する効果があります。また筋力の向上に加え、肺で酸素を取り入れる効率が高くなる為、同じ活動が楽にできるようになり、持久力が高まる効果もあります。

◇骨が丈夫になる

運動により骨に力が加わると、骨をつくる細胞の働きが活発となるため、骨粗鬆症を予防し骨折のリスクを下げる効果があります。

◇健康的な体型を維持できる

運動中および運動後は普段よりエネルギーを消費し、脂肪の消費も増えるため、肥満を予防・改善し、健康的な体型を維持できる効果があります。

◇生活習慣病の予防

前述したように、運動により脂肪の消費が増え、生活習慣病と関係の深い肥満やメタボリック・シンドロームを予防・改善することで、高血圧、高脂血症、糖尿病等の生活習慣病を予防する効果が得られます。また運動により血液中の善玉コレステロールは増え、悪玉コレステロールは減るので、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞、脳卒中等を予防する効果も得られます。

◇脳が活性化する

運動により体を動かすと、筋肉を動かすために脳へ刺激を与えることができ、認知症を予防・改善する効果があります。

◇気持ちや生活が充実する

運動により気分転換や達成感が得られることで、ストレス発散や精神的な充実に繋がり、うつ病の予防・改善などの、精神的な安定がもたらされやすい効果があります。また運動により趣味や生きがいが見つかったり、運動を通して家族や友人と身体活動時間を共有したりと、運動を取り入れたよりよい生活習慣が身に付き、生活の質が向上する効果もあります。

いかがでしたでしょうか?
今回、運動から得られる効果をお伝えしましたが、比較的イメージしやすい身体能力への効果や生活習慣病の予防のみならず、精神・認知面への効果や、対人交流や生活の充実への効果と、様々な効果が得られるのです。
ではみなさん、改めて『運動』に対する印象はいかがでしょうか?
得られる効果がわかっても、普段運動していなかった方が急に運動を習慣づけるのは、なかなか難しかったりもします。
いきなり高い目標を掲げてハードな運動はせず、すぐに達成できそうな小さな目標から取り組み、目標を達成するごとに自分を褒めたりしながら、段階的に目標を上げて継続し、運動を習慣にすることが大切です。
それでも難しい場合は、あらかじめ運動をする日程を決めたり、家族や友人などに協力してもらったり、また同じ目的を持つ仲間と一緒に励むことも有効です。
皆さんの『運動』に対する印象が少しでも前向きなものとなり、今後、より多くの方が無理なく、楽しみながら、運動を生活に取り入れるきっかけになれれば幸いです。

参考:厚生労働省HP

 

リハ通信執筆者:作業療法士 坪内 美幸(つぼうち みゆき)
学生の頃に実習やボランティアでお世話になり、その頃の先輩に声をかけていただいたきっかけで江藤病院へ入職しました。皆さんと同じで、私にとっても「江藤さん」はとても想い入れのある病院です。江藤さんを大切に想っていただいている皆さんに対し、少しでも役立つことができれば嬉しいです。

 

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