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マンスリーコラム

コロナ禍における面会の効用|3病棟 師長 河野和代

新型コロナウイルス禍の時期は、全ての病院でご家族の対面での面会は禁止していました。江藤病院でも、Ⅰ人15分の予約制でオンライン面会を実施していました。令和5年5月に新型コロナウイルスが5類に移行したことで、対面による1日1人15分の面会が再開しました。

住み慣れた在宅、家族と離れた病院という環境の中では、患者さん自身が非常に不安となり、今後のことを考えて悲観的になることもあります。ご家族と会うことができないということは、患者さんが思っている以上に精神的ダメージが大きくなります。医療スタッフが患者さんに寄り添い、話を傾聴することによって心の負担は変わりますが、ご家族の存在が最大の支えとなり、患者さんの精神的サポートになっていることが多いのです。入院などにより精神的に不安定になった患者さんがご家族と面会した際には、今までの精神的な症状が嘘のように前向きになったり、表情が明るくなったりということがよくあります。ご家族の面会により、安心感を得られたり、ストレスが緩和されたりすることが多く、どんな薬よりも、ご家族の存在には勝てないと実感します。まだまだ面会に対しては制限もありますが、ご家族の力をお借りしながら、患者さんの精神面をサポートしていきたいと考えています。

3病棟 師長 河野 和代

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