私が加茂谷に住みだしてはや40年あまりの月日が経っています。

「加茂谷」は一級河川那賀川の中流域に点在する10町で構成されたのどかな地域です。

四国霊場21番札所の太龍寺の北側にある「国史跡若杉山辰砂採掘遺跡」は、一宿寺から太龍寺までの「旧遍路道（約5㎞）」に多くの史跡があり四国最古の遍路道で歴史が感じられます。
神社仏閣が多く中でも勝負の神様、合格祈願の神様として「お松権現」は有名。
質の良い水と土壌を生かしイチゴ、すだち、みかんなど農産物もあります。
「吉井小学校」では小規模特認制度（少人数の特徴を活かし自らの問いを追及する探検心
を持ち、夢と希望に向い主体的に行動できる児童の育成）を取り入れどの学年からでも転
入学が可能になるよう令和8年4月より導入するなど新しい取り組みもあるようです。

年々過疎化、少子化は深刻で「加茂谷元気な町つくり」を設立、地域おこし協力隊も活動
しており地域課題の解決や定住、定着に向け日々取り組んでいます。

私の夫は定年退職後阿南猟友会（あなんジビエ）に所属し有害鳥獣捕獲や食育推進の一環
でジビエ加工処理場で処理、加工に携わり、鹿ジャーキーを卸し販売をしています。
加茂谷の山で自然と山をこよなく愛する集団に在籍していますが、ここ近年相次ぐ熊被害
のニュースを聞くと遭遇しないか不安な日々です。
（徳島県では主に剣山とその周辺の森林にツキノワグマが生息しているようです）

最後に狩猟の夫、ジャーキー、そして愛犬（柴犬あずき）の写真を見ていただきたいと思
います。