免疫力とは「疫(病気)を免れる力」です。
免疫力を高める物質(免疫ブログリン)IgA、IaG、IgM、IgD、IgEの5種類存在します。
その中でもIgAは病原菌やウイルスの侵入を防御するという重要な役割を担います。
IgAは体内では2番目に多い免疫グロブリンで鼻汁、涙腺、唾液、消化管、膣など全身の粘膜に存在しています。粘膜の表面で病原体やウイルスと結合し、病原体やウイルスが持っている毒素を無効化して感染しないように阻止する働きがあります。また、多くの種類の細菌やウイルスに反応するという特徴があるため、さまざまな感染症の予防ができます。
免疫力を高めるにはどうしたらいいのでしょう?
① 体温を高める
体温が1℃下がると免疫力が30%低下すると報告されています。
お腹を温めるとリンパ球が増加します。
② 血液を良くする
免疫細胞が体内の異物をスムーズに排除してくれます。
③ 腸内環境を整える
免疫器官の7割が腸内に存在します。
腸内環境が悪いと免疫系が正常に働いてくれません。
④ 笑う
笑うことで唾液中のIgA濃度が高まることが報告されています。
⑤ 適度な運動
運動する日数が多いほど風邪をひく日数も少なく、重症度も低いという結果があります。
⑥ バランスの良い食事の摂取
全粒穀物を多く摂る人は感染症などの病気になりにくい、緑茶成分を摂取するとインフルエンザにかかりにくいと言われています。
ビタミンA・E・C、良質なタンパク質を摂取しましょう。
今回の執筆者:理学療法士 宝田 沙耶香(たからだ さやか)
資格取得後、広島県内の病院で8年間、障害者病棟と回復期病棟でのリハビリテーションを経験しました。江藤病院に転職して1年半が経ち、現在は地域包括ケア病棟に所属しています。3歳の娘がいて、日々の成長に驚きながら過ごしています。得た知識を患者様に還元していきますので、皆様も徳島のことを教えて下さいね。
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