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リハビリテーション通信

正しく杖を合わせるポイント|リハビリテーション通信

こんにちは。
以前、タイトル「私にはどんな杖が合うの?」とのリハビリテーション通信を発信いたしましたが、日々業務をしていると、歩きにくさから杖を持たれているものの、その杖を正しく使用できていない方をお見掛けすることがあります。
その中でも特に多いのが、お身体に対して杖の長さが合っていないことです。

◇お身体に杖の長さが合っていないと
①杖を持つ手に力が入りにくい
②杖を持つ腕や手が疲れてしまう
③肘が曲がり過ぎたり伸び切っており、歩く姿勢が傾く
④杖が地面や足によく引っかかる
などの要因になってしまいます。

その際は、杖の長さを調整し、歩容やご本人の使用感を確認させていただいております。
今回は、一般的なT字杖の正しい合わせ方についてポイントをお伝えしますので、杖を使用される前に参考にしていただければ幸いです。

◇ポイント:どちらの手で持つか
①持ちやすい方の手で
②麻痺や筋力低下、痛みにより体重を支えにくい足がある場合は、反対側の手で持つ

◇ポイント:持ち手の向き
①先が短い方を進行方向へ向ける
よく持ち手の向きが逆になっている方がいらっしゃいます。短い方を進行方向へ向けて使用します。

②杖の柄を人差し指と中指で挟むようにして握る
持ち手の長い方のみを握る方がいらっしゃいます。杖に安定して荷を掛けるため、人差し指と中指で挟むようにして握ります。

◇ポイント:杖の長さの合わせ方
①肘を20~30度曲げる
②杖先は足の小指の外側から15㎝ほど離れたところに付く

いかがでしたでしょうか?
今回、一般的なT字杖の正しい合わせ方のポイントをお伝えしましたが、お身体に合った杖を正しく使用していただくことで、歩行に対する安心感が得られ、その安心感が歩行に対する自信となり、外出や社会活動に参加する意欲が高まる効果に繋がると幸いです。

【執筆者】 作業療法士 坪内 美幸(つぼうち みゆき)
学生の頃に実習やボランティアでお世話になり、その頃の先輩に声をかけていただいたきっかけで江藤病院へ入職しました。皆さんと同じで、私にとっても「江藤さん」はとても想い入れのある病院です。江藤さんを大切に想っていただいている皆さんに対し、少しでも役立つことができれば嬉しいです。

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