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ぎっくり腰の原因|治療|リハビリテーション部

リハ通信31

ぎっくり腰ってなに?

ぎっくり腰とは、「重い物を持った拍子に突然腰が痛くなり動けなくなってしまう」など、急激に発症した腰痛を指し、正式には「急性腰痛」と呼ばれます。主には、腰の筋肉が肉離れを起こしたり、腰椎の関節部分がずれてしまうことが原因で起こります。多くは1週間~2週間程度で自然に回復していきます。

ぎっくり腰の原因は?  

筋肉の疲労 

1つ目に挙げられるのが、筋肉の慢性疲労です。ぎっくり腰は突然起こりますが、その原因となるものはゆっくりと進行しており、少しずつ溜め込んだ筋肉疲労が許容量を超えると、腰痛として発症してしまうのです。具体的には睡眠や運動不足、栄養バランスの低下が続くと筋肉疲労が徐々に蓄積されていき、やがて腰痛を招いてしまうことになってしまいます。

骨格のゆがみ

2つ目の原因として骨格のゆがみがあります。立ちっぱなしや座りっぱなしなど、長時間限られた姿勢でいることで筋肉の柔軟性が失われ姿勢が偏ってしまうことがあります。こうしたことが筋肉のアンバランスを生み出し背骨や骨盤が本来の位置からずれてしまうことで、その周辺の筋肉への負担が高まりやすくなり腰痛を引き起こすのです。

突然の過負荷

3つ目の原因は、いきなり腰に対して急激な負荷が加わってしまうことです。これは若い人やスポーツ選手に多いです。例えば高いところから飛び降りた着地の瞬間や、勢いよく振り返った瞬間など、急激な動きの切り替えのときに、腰に突然負荷がかかり、ぎっくり腰を起こしてしまいます。

代表的なものを紹介しましたが、他にも年齢や体質、生活習慣など様々な要因が考えられます。

 

ぎっくり腰になってしまったら・・・

発症直後の対処法

ぎっくりの発症直後は、動くことも立ち上がることもできないのが普通です。その場合には腰に負担がかからない姿勢をとるようにします。また、腰の筋肉、関節、靭帯といった場所に炎症が起こっているため、安静にすることが必要です。さらに冷やすのが基本とされており、氷まくらなどを使ってしっかりと冷やしましょう。

発症から2~3日後 痛みが落ち着いたら早めに動く!

従来はぎっくり腰を起こした後は安静に過ごすことが大切だと言われていました。

しかし最近では、長期間体を動かさないでいると、全身の筋肉が衰えてしまうため、回復が遅れてしまうということがわかってきました。したがって、発症から2~3日後に痛みが落ち着いてきたら、動かせる部位は積極的に動かすようにしましょう。ただし、無理は禁物です。痛みの程度をみながら少しずつ運動量を増やしてみて下さい。

 

治療

これまでぎっくり腰の原因や症状についてご紹介させていただきましたが、いずれにしても、ぎっくり腰が初めてでない方や腰痛を頻繁に起こす方、あるいは腰痛が出る可能性がある病気を持っている方は、専門医にきちんと診てもらう方が安心です。

病院では、医師の診察後に、状況に応じて治療薬やリハビリテーションが処方されると思います。治療薬には炎症や痛みを和らげる効果があり、筋肉の緊張を解いて無理のない範囲で体を動かせることが期待できます。

そしてリハビリテーションでは、患部に負担がかからない範囲で運動療法や物理療法を行っていきます。始めは、痛くない範囲で進めていきますが、痛みが減るにしたがって運動を増やしていくことで、普段の生活に早く戻ることができるように支援してきます。

 

リハビリスタッフからのメッセージ

一度ぎっくり腰を経験すると、その後再発してしまう方が多いことも事実です。

再び苦しまないためにも、しっかりと再発防止に取り組むことが大切です。まず、再発を予防するためには腰に負担がかかるような姿勢は避けて下さい。また、ストレスは疼痛を助長してしまいます。日常の中で過ごしやすい環境を生活に取り入れてリラックスできる時間を作っていきましょう。また、肥満や運動不足は、腰に負担がかかって腰痛が起こりやすくなります。普段から体を積極的に動かすようにしましょう。

次回、ぎっくり腰になってしまったときに腰に負担がかからない寝方や、ぎっくり腰予防のための体操を紹介します。お楽しみに!

<ぎっくり腰予防のための体操はこちら>

リハスタッフ|江藤病院

 

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