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リハビリテーション通信

意外と多い?!|外反母趾とはどんなもの??|リハビリテーション部

リハ通信41

 突然ですが、皆さんは足の指が曲がっていませんか?もし曲がっていたら、それは外反母趾かもしれません。今回は、成人の約30%にみられるとも言われている「外反母趾」をテーマに、リハビリテーション通信をお送りします。

 

外反母趾とは

 母趾(足の親指)が小指方向に「くの字」に曲がった状態のことをいいます。足趾(足の指)は地面を蹴り出すことや踏ん張ってバランスを保つことに重要な役割を果たします。外反母趾が生じてしまうと、徐々に他の足趾にも影響がみられ、歩行困難やバランス機能の低下に繋がります。また、外反母趾により足の裏などに胼胝(べんち・タコのこと)ができてしまったり、母趾が示趾(足の人差し指)の下に潜り込み、痛みが生じることもあります。放置すると、変形が進行することはあっても自然治癒することはありません。

診断

 足部単純X線像により診断され、一般的に外反母趾角(第1中足骨と第1基節骨のなす角・イラスト参照)で評価されます。

外反母趾角

原因

 外反母趾の原因は、大きく分けて「先天性」と「後天性」の2つに分類できます。

<先天性>

 生まれつき親指が一番長い場合や、関節が緩い場合に外反母趾になりやすいと言われています。

<後天性>

 特に多い原因として、履物や加齢が関係すると言われています。履物は、ハイヒールやつま先の幅が狭い靴が原因とされています。

 詳しく述べると、足の裏には「縦アーチ」が内側と外側に1本ずつと「横アーチ」があります。この3つのアーチが体重を支えているのです。

 しかし、ハイヒールなどの履物を履くことにより常につま先に負荷がかかるようになり、横アーチが崩れやすくなります(開張足・かいちょうそく)。この開張足は外反母趾を誘発する原因となります。また、つま先の幅が狭い靴は足趾が圧迫され、母趾の変形を促します。

 「外反母趾」は男性より女性に多くみられます。男性と比較し、女性は関節が柔らかいことや筋力が弱いことなどに起因している可能性があります。また、ハイヒールを履くなどの生活環境の影響も考えられます。

 

リハビリスタッフからのメッセージ

 今回は外反母趾の説明や診断方法、原因を紹介いたしました。次回は、外反母趾に対して有効とされる、自宅で簡単にできる体操やストレッチをお届けします。

 

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