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リハビリテーション通信

当院のリハビリテーション器具の紹介~物理療法編~|リハビリテーション部

リハ通信43

当院のリハビリテーション(以下、リハ)では、ストレッチや筋力トレーニング、歩行訓練等の運動療法に併せて、より効率よく身体機能を向上させるために物理療法を活用しています。
当院では様々なリハ機器が充実しており、今回のリハビリテーション通信を通して、コラムをご覧になっている皆さんに紹介をさせていただければと思います。

運動療法・物理療法とは?

リハでは、まず患者様の状態を見極め、身体機能や基本動作などを評価します。
その後、医師の指示を仰ぎながら 運動療法 や 物理療法 の治療を進めていきます。

運動療法

関節運動や筋力トレーニングなどで身体を動かすことによって、日常生活に必要な動作に不自由が生じている動きの回復効果を図るものです。

 

物理療法

痛みの軽減や血行改善をはかるために、温熱・冷感・水・電気・牽引など物理的なエネルギーを利用する治療方法のことをいいます。

物理療法機器の紹介

【温熱療法】

●ホットパック

温めたパックを患部に当てて血流を促進することで、痛みの緩和を図ります。

 

●マイクロ波治療器

電磁波の熱を利用して患部を温めることで、鎮痛効果、筋緊張の緩和、血流改善効果が期待できます。

 

【牽引療法】

●頚椎・腰椎牽引

頚椎や骨盤を牽引することで各椎間の圧迫を取り除き、筋緊張の痛みの改善や痺れなどの神経の症状を和らげます。

 

【マッサージ療法】

●メドマー

空気圧を用いたマッサージ効果でリンパや血液の流れを促進し、筋肉の疲れ、痛みの緩和、下肢のむくみを改善していきます。

 

【電気療法】

●低周波治療器

周波数の異なる2種類以上の電流を体内で交差させ生じる干渉電流によって筋肉の収縮を促したり、緊張を和らげたりします。深部筋肉まで心地のよい刺激が届きます。

 

●SSP治療器

SSP療法とは、電極を“ツボ”に置き電流を流す表面刺激法のことをいいます。
鍼を刺さない鍼療法とも呼ばれ、血行を良くし鎮痛・消炎効果が期待できます。

 

●ESPURGE(エスパージ)

3つの電気刺激モードを搭載し、小型で携帯できるため場所を選ばず治療が可能です。
①TENSモード:痛みを鎮痛することができる
②EMSモード:筋肉を刺激し運動を促す事ができる
③MCRモード:損傷部位の治療を促進することができる

 

●IVES(アイビス)

脳血管疾患や運動器疾患で麻痺した動きが悪くなった筋に対して電気刺激を用いて運動機能を改めるための医療機器です。
<効果>
・障害された手足を動かす為の神経回路の再構築
・運動する為の阻害因子となる、余分な筋の緊張を抑える
・運動の強弱(力加減)の学習

 

リハスタッフからのメッセージ

ご紹介させていただいた機器は使用するにあたり、適応や禁忌事項がありますので、使用するには医師の指示が必要になります。

今回代表的なものを紹介させていただきましたが、まだまだ紹介しきれなかった器具もありますので、リハ室にお越しになった際に気になる機器があった方は、気軽に近くのスタッフに声をかけてくださいね。

次回は運動器具について紹介します!

 

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