毎日、30℃を超えるような暑い日が続いています。それだけでも、体温上昇により熱中症になりやすくなっていますが、COVID19-9感染の第7波により感染予防のためマスク着用が日常となり更に私たちは熱中症(脱水症)を引き起こしやすい状況になっています。
水分の役割とは?
私たちの身体には、たくさんの水分が含まれています。成人で約60%、新生児で80%
高齢者では50%が「体液」と言われる水分で出来ているのです。
その役割とは、
- 酸素や栄養分を体中に運び、老廃物は体外へ排出する
- 皮膚への血液循環量を増やし、汗を出して体温を一定に保つ
- 新陳代謝が上手く出来るように、体液の性状を一定に保つ (大塚製薬HPより)
私たちの身体の中で水分は、大切な役割があります。
熱中症の症状は?
熱中症による脱水で特に影響を受けるのは、機能の維持に水分が多く必要な臓器(脳・消化器・筋肉)になります。
- 手足が冷たい・しびれる
- 舌が乾いている
- 親指の爪の先を押した時、赤みが戻るのが遅い
- 皮膚に弾力がなく、つまんで3秒以上皮膚がもとに戻らない
- 脇の下が乾燥している
以上のような症状がある時は、熱中症の可能性が高いです。意識がもうろうとするなどの症状がある場合や、経口から水分が飲めない時にはすぐに病院を受診してくださいね。
熱中症対策は?
普段から熱中症にならないように注意が必要です。喉が渇く前に水分補給をすることが重要です!!(1日あたり1.2L程度)水やお茶、間でポカリスエットのような電解質を含んだ飲料水もとってください。家の中にいても室温の調整などが出来ていないと脱水をおこしますので、こまめに水分補給をすることが大切です。汗をかくと塩分も一緒に抜けてしまうので、塩分補給も必要です。(塩飴など)
炎天下での作業や運動は避けるようにしましょう。日傘や帽子、日傘などを使用しこまめに休憩をとりましょう。衣類なども吸汗・速乾素材や通気性の良いものにしましょう。
暑い日がまだまだ続きますが、水分補給をしっかりして、熱中症にならないようにこの夏を乗り切っていきましょうね。
看護部長 藤田 光子
藤田看護部長の前回のコラムはこちら「犬の認知症」