当院では、毎年医療用酸素に関する安全講習を実施しています。その中で、酸素吸入が必要な患者様への酸素療法の発火事故に関する項目があります。
酸素は非常によく燃える気体です。主な発火原因として挙げられるのが、病院内ではありませんが、吸入用のチューブを付けたまま煙草を吸うといことです。煙草に火をつける際のライター等の火、煙草自体から燃え移ることもあります。
しかし、それだけではなく、もう一つ原因となりうる物があります。それが「静電気」です。裸火だけでなく、ちょっとした静電気でも酸素の引火には十分なのです。なので、火の気がなくとも発火する原因はあるので、注意が必要となります。
酸素療法をご自宅でも必要とされる方は、火の気だけなく、静電気が発生しにくい服装をするなど、ご注意いただければ幸いです。
営繕課
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