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ロコモティブシンドローム|リハビリテーション通信

ロコモティブシンドローム|リハビリテーション通信|江藤病院

リハビリテーション通信では、疾患などについての解説のほか、自宅でできるセルフストレッチなどもご紹介しています。健康づくりのために、身体を動かす参考にしていただければ嬉しいです!

今回、2週にわたってお届けするのは「ロコモティブシンドローム(ロコモ)」についてです。

ロコモが進行すると将来、支援や介護が必要となるリスクが高まります。ロコモの原因などについて一緒に学んで、予防しましょう!

ロコモティブシンドロームとは?

ロコモティブシンドローム(locomotive syndrome;運動器症候群)とは、「運動器の障害により移動機能が低下した状態」のことを表す、2007年に日本整形外科学会によって提唱された概念です。

運動器は骨・関節・筋肉・神経などで成り立っています。これらの組織に障害が生じて立ったり歩いたりするための身体能力(移動機能)が低下した状態が、ロコモティブシンドローム(通称:ロコモ)なのです。ロコモが進行すると、将来介護が必要になるリスクが高くなります。

要支援、要介護になる原因のトップは、転倒・骨折や関節の病気など、運動器の障害(故障)であることはあまり知られていません。

<要支援、要介護になった原因>

※運動器の障害:骨折転倒・関節疾患・脊髄損傷の合計 厚生労働省2019年国民生活基礎調査の概況より改変

平均寿命が延びている分だけ運動器の健康を長く保ち続けるために、一人一人が運動器の健康維持に対して関心を向け、ロコモティブシンドロームを予防するための運動習慣を取り入れましょう。

ロコモティブシンドロームの原因

ロコモの原因には、運動器自体の疾患によるものと、加齢に伴って起こる運動器の機能低下によるものとがあります。

<運動器の疾患>

 ・変形性膝関節症
 ・骨粗鬆症
 ・関節リウマチ
 ・変形性脊髄症
 ・脊柱管狭窄症
 ・骨折
 ・四肢・体幹の麻痺
 ・腰痛、肩こり
  など

<加齢に伴う運動器の機能低下>

 ・四肢・体幹の筋力低下
 ・体力・全身耐久性の低下
 ・筋短縮や筋萎縮による関節可動域制限
 ・関節や筋の痛み
  など

ロコチェック

ロコモティブシンドロームかどうかチェックしてみましょう。

ロコモ対策には、自らの運動器の機能低下に気付き、ロコモの進行を予防するための運動習慣をできるだけ早い時期からスタートさせることが大切です。

まずは、「ロコチェック」を使って、運動器の衰えをチェックしてみましょう。

7つの項目はすべて、骨や関節、筋肉などの運動器が衰えているサインです。

1つでも当てはまればロコモの心配があります。該当項目ゼロを目指してロコモ―ショントレーニング(ロコトレ)を始めましょう。

次回

次回更新は、簡単なロコモーショントレーニング(ロコトレ)を紹介しますので、一緒にしてみましょう!

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