【リハビリテーション通信】では、当院のリハビリテーションについてご紹介しています。
前回は「変形性膝関節症に対するリハビリテーション」をお届けしました。
今回から3回にわたって、変形性膝関節症に対して自宅でできるセルフトレーニングをご紹介します。
変形性膝関節症と診断されたら、膝への負担を減らす生活を心がけましょう。無理のない範囲でできるセルフトレーニングを生活に取り入れることもできます。今回は、椅子を使ってできる「膝伸ばしストレッチ」をご紹介します。
自宅でできるセルフトレーニング
第1回 膝伸ばしストレッチ
※変形性膝関節症と診断された方は、セルフトレーニングの実施について当院医師・リハビリテーションスタッフにご相談ください。
膝伸ばしストレッチ
※音量にご注意ください
椅子に深く座ります。足先を少し外側に倒します。できるだけ力を抜きましょう。
太ももの内側を膝に向かってなでおろします。これを5回~10回繰り返しましょう。
足先を少し内側に倒します。できるだけ力を抜きましょう。
太ももの外側を膝に向かってなでおろします。これを5回~10回繰り返しましょう。
治療後は膝に負担をかけない生活を
- 急に動いたり止まったりする動作や、激しい運動は控えましょう。
- 無理のないウォーキングはOK。
- 床に直接座る、和式トイレを使用するなど膝を深く曲げる動作は避けましょう。
- 椅子やソファに座る、洋式トイレを使用することが望ましいです。
リハビリスタッフからのワンポイント・アドバイス
変形性膝関節症と診断されたら、まずは膝に負担の少ない生活を心がけましょう。
自宅でできるセルフトレーニングについては、まずは実施してよいかどうか、医師や私たちリハビリテーションスタッフにお気軽にご相談ください。