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生活習慣病について|放射線室

江藤病院放射線室

生活習慣病の代表例は脂質異常症、糖尿病(成人型)、アルコール性肝疾患、高血圧症、心筋梗塞、狭心症、癌、歯周病などがあります。(多くは自覚症状がないまま進行していきます)
今回はこの代表例から心疾患について簡単に紹介します。

生活習慣での心疾患の原因には喫煙、飲酒、塩分のとりすぎ、ストレス、動物性油のとりすぎなどが虚血性心疾患のリスクを高めます。虚血性心疾患は心筋梗塞、狭心症のことです。
虚血性心疾患3大危険因子は喫煙、高血圧症、LDLコレステロールの高値、またメタボリックシンドロームも危険因子の一つです。これらの因子により動脈硬化が進行し虚血性心疾患が起こるリスクが高まっていきます。

では次に狭心症と心筋梗塞、について説明します。

狭心症

動脈硬化などにより心臓の血管(冠動脈)が狭くなり血液の流れが悪くなった状態です。
主に歩行動作をしている時に胸を圧迫されるような痛みの発作が繰り返し起こり数分以内におさまります。
不安定狭心症では心筋梗塞の前駆段階といえる病態です。

心筋梗塞

動脈硬化によって心臓の血管(冠動脈)に血栓(血液の固まり)ができて血管が詰まり血液が流れなくなり心臓の筋肉(心筋)の細胞が壊れてしまう状態です。
胸に激痛の発作が起こり、呼吸困難、激しい脈の乱れ、吐き気、顔面蒼白といった症状を伴うことがあります。痛みは20分から数時間にわたることもあります。
血管が一瞬で詰まると突然死することもあります。

治療方法

狭心症や心筋梗塞が疑われる場合、心臓カテーテル検査や冠動脈造影CTなどを行い冠動脈が詰まっている(狭窄)部位を検索してその詰まっている血管部位を膨らませて冠動脈を拡張させる経皮的冠動脈形成術やさらにその部位にステントという器具で固定する治療がよく行われます。また、冠動脈バイパス手術が行われることもあります。

以上で主に虚血性心疾患について説明しましたが他の心疾患として高血圧症、動脈硬化が関係してくる大動脈弁狭窄症は高齢者にとても多い弁膜症です。
当院では基本毎週土曜日に循環器内科の高成医師(徳島大学)が診察・検査を行っているので気になる方は是非来院して一度自分の心臓の状態をチェックしましょう。

 

放射線室スタッフ一同

放射線室のコラムはこちら

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・ 動脈硬化について
・ 被曝(ひばく)線量について 前編
・ 被曝(ひばく)線量について 後編

 

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