骨密度検査とは
・骨密度検査は「骨粗しょう症」を調べる検査で骨がもろくなっているかどうかを知る指標として代表的な検査です。X線を利用して骨の量を測り、結果は若い人(30歳)の平均値を100%とした時に自分の骨の量が何%で表示されるかで診断されます。
指標として30歳の平均値の80%未満になると要注意、70%以下まで減ると「骨粗しょう症」と診断されます。(骨折したことがなく、他に骨密度を減らす病気などがない人の場合)
骨粗しょう症になると、骨折が起きるリスクが高まるので早めに診断を受け食事療法に加え、場合によっては骨を強くする薬などによる薬物治療も必要になってきます。特に女性は症状が無くても50歳以上になったら定期的に骨密度検査を受けることが推奨されます。
当院の骨密度装置・その他の骨密度検査
・当院の骨密度装置はDXA(デキサ)法を利用して前腕で測定します。検査時間は短くて簡単に測定できるのでお勧めです。また、レントゲン写真で背骨(胸椎・腰椎)の撮影をして変形などの形態を確認したり血液・尿検査で骨代謝マーカーという検査で骨の新陳代謝の速さを知ることができます。
是非この機会に自分の骨の状態を確認してみるのもいいかと思います。
興味のある方は是非検査を受けてください。
放射線室スタッフ一同
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