健康診断で異常が見つかった場合は、放置せずに医療機関を受診しましょう。健康診断は病気になるリスクの把握が目的です。自覚症状があるかどうかではなく、異常値が出ている場合は、医療機関の受診による専門医の精密検査を受けるようにしてください。
健康診断で引っかかりやすい項目には、次のようなものが挙げられます。
・血糖値・HbA1c(糖尿病)
・コレステロール値(脂質異常症)
・尿糖・尿タンパク・尿潜血(腎臓がん、膀胱がん、尿管結石、腎炎など)
・尿酸値(高尿酸血症・痛風)
・血圧が高い(高血圧)
・肝臓の数値(肝機能低下)
・貧血
「健診で引っかかったので、それを調べてほしい」という場合は、受診時に必ず健康診断結果を持参するようにしてください。その内容を参考にして再検査や精査の必要性の有無、治療開始をするかどうかなど、診療をスムーズに行うために非常に役立ちます。健診結果がない場合、どこがどのように悪いのかを再度検査することになる場合もあります。
また、専門医がいるかどうか、調べてほ
しい検査が実施できるかなど、医療機関によっては対応できない場合もありますので、受診前に一度問い合わせてから受診するのが良いでしょう。
健康診断で異常が見つかった場合の受診・再検査・治療は保険診療となります。それらは任意となりますが、生活習慣病やその他の病気を早期に発見できるチャンスです。
健康診断を受けたメリットを活かすようにしましょう。
医事課