12月に入り、寒さが厳しくなってきましたね。

私が大好きな馬は冬になるとモコモコの冬毛に生え変わり、ぬいぐるみのようになります。冬毛は夏毛に比べて長いため、保温性が高く、熱が逃げにくい特徴があります。そのため、寒さ(冬)にはとても強く、活発に走り回っていることが多いです。

そんな冬毛は私たち人間には生え変わらないので、衣類や食事、運動で体を温める必要があります。

寒い冬にこそ運動をすることでさまざまな良いことがあります。たとえば、生命維持をするためのエネルギーでもある基礎代謝が向上し、痩せやすい身体づくりができます。また、寒さによる血管の収縮や血流低下、血行不良、体の冷えを予防することができます。さらには運動不足を解消することで、肥満のリスクからくる糖尿病や高血圧など、生活習慣病になりにくい身体作りができると言われています。

室内での運動ではスクワットや段差を利用した踏み台昇降運動など筋力強化運動(少し息がきれる程度)やその場での足踏みなどの持久力向上運動がおすすめです。

【注意点】

①寒い中での運動は筋肉が硬くなりやすいため、運動を始める前に必ずストレッチや軽めの体操を行い、体を温めること。

②汗をかきにくいため忘れがちになる水分摂取を意識すること。

③ウォーキングなど屋外で運動をする場合は気温差に注意が必要。暖かいところから寒いところに移動すると、血圧が上昇してしまうため、室内で軽めの体操をして身体が温まってから屋外に出るようにしましょう。

※病気や怪我、痛みの程度によっては運動の種類や量を調整する必要があります。運動を始める前に必ず医師やリハビリスタッフに相談してください。

体調に合わせて運動を行い、寒い冬を乗り越えていきましょう。

南部訪問看護ステーション