当院では毎年、この時期に雛人形を飾っています。
3月3日は桃の節句と言われ、女の子の健やかな成長をお祈りするお祝い事です。
子どもの身代わりとなって災いが降りかからないようにと願いを込めて雛人形を飾り、無病息災を願うのです。
■いつから飾る?
実は、雛人形を飾る時期に「いつからいつまで」という決まりはありません。
一般的に、「立春(2月4日頃)から桃の節句(3月3日)の1週間前くらいまで」に飾り終えておくのがよいと言われています。
■いつまで飾る?
雛人形をしまう時期は、「桃の節句(3月3日)が終わった後のなるべく早い時期」が望ましいと言われています。
3月3日が終わったら片付ける地方が多いのですが、旧暦まで続けて飾る地域もあります。
新暦なら3月の中旬頃まで、旧暦なら4月中旬くらいまでを目安に片付けるといいでしょう。雛人形は湿気に弱いため、お天気が良く湿気が少ない日にしまうとよいと言われています。
「雛人形をしまうのが遅くなると、その子の婚期が遅れる」という言い伝えもありますが、これは迷信であり具体的な根拠はないそうですよ。
■4月3日に行われる雛祭り
4月3日のひな祭りは、一般的に「月遅れのひな祭り」と呼ばれます。「月遅れ」とは、旧暦のある月日に行っていた行事などを、新暦のその月日ではなく、1か月遅らせて行うことです。
2023年では旧暦の3月3日は4月22日ですので、4月3日の雛祭りは旧暦ではなく、「月遅れ」で行われているということですね。
徳島では4月3日は遊山箱を持って野山や磯へ遊山をする風習があり、そのことから「遊山の日」ともされています。
執筆・撮影/広報図書委員会
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