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TAVI(経カテーテル大動脈弁留置術)|放射線室

江藤病院放射線室

今回は高齢者にとても多い弁膜症である「大動脈弁狭窄症」の治療法について紹介します。

TAVI(経カテーテル大動脈弁留置術)は傷んだ大動脈弁をカテーテルで人工弁に取り換える手術です。TAVIは重症の「大動脈弁狭窄症」に対する新しい治療法です。
まず「大動脈弁狭窄症」とは大動脈弁が動脈硬化によって硬くなり弁の開口部が狭くなる弁膜症です。高齢者に多く何も治療せずほっておくと息切れや心不全などの症状が出て1~2年で亡くなる人が多いです。

現在日本は高齢化社会が進んでいる状態で今後大動脈弁狭窄症はますます増えてくることが予想されTAVIは注目されています。
TAVIは通常手術ができない方(超高齢者、心臓手術後の再手術、開胸手術に耐えられないと考える人、特殊な薬を内服している人など)が対象になります。
TAVIは従来の外科的人工弁置換術に比べて人工心肺を用いず開胸しないため体への負担が少なく高齢者でも治療が可能です。(TAVI手術時平均年齢85.7歳 914症例)

大動脈弁狭窄症に対して当院では主に収縮期雑音で弁膜症が疑われる方を対象に心エコー検査を行っています。(心エコー検査で狭窄率を測定して重症度を確認する必要があります)
もちろん当院でも心エコー検査で大動脈弁狭窄症が見つかりTAVIを行うことになった患者さんも数名います。
今後スタッフ一同で心エコー検査の技術を向上させてみなさんの役にたてるように努力していくのでよろしくお願いします。心エコーの検査は前処置や痛いこともなく気軽に検査を受けることができます。気になる方は是非よろしくお願いします。

放射線室スタッフ一同

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・ 生活習慣病について
・ 画像診断
・ 動脈硬化について
・ 被曝(ひばく)線量について 前編
・ 被曝(ひばく)線量について 後編

 

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