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新年度を迎えて|医事課

桜の時期を迎え、今年も新年度が始まりました。
日本では暦年とは別に、年度として4月1日から3月31日を一区切りとして扱います。
年度は国ごとに制定されており、外国では9月始まりだったり2月始まりだったりすることもあるそうです。日本で4月1日が新年度として扱われるのは政府の会計年度に統一されているからで、なぜこの日になったかというとそもそも日本が農業国であり、税金がもとは米(年貢)で納められていたことに由来すると言われています。

早生まれと遅生まれ

年度の考え方で身近なものというと、早生まれ(1月1日生まれから4月1日生まれ)と遅生まれ(4月2日生まれから12月31日生まれ)があります。
この中でも「なぜ4月1日生まれは早生まれなの?」という疑問はよく聞かれます。
法律上では年をとるのは「誕生日前日の24時」であり、小学校に入学するのは「満6歳になった日の翌日以降の最初の4月1日」とされています。ですので、4月1日生まれの人が満6歳になるのは「3月31日の24時」であり、「その日の翌日以降の最初の4月1日」は今その瞬間「4月1日」ということになります。何だか日本語でごまかされたような、キツネにつままれたようなお話ですが、この考え方だと4年に1回しか誕生日がないうるう日生まれの人も他の誕生日の人と同じように年齢を重ねることができるのですね。

この「4月1日」の考え方が適用されることが他にもあります。
前期高齢者の高齢受給者証対象者がそれにあたります。

前期高齢者と後期高齢者

「後期高齢者医療制度」は平成20年から始まった医療保険制度で、一般に75歳の誕生日からがその対象となります。4月1日が誕生日だった場合、後期高齢者医療保険が適用され始めるのは4月1日です。
一方、前期高齢者とは65歳以上75歳未満を指します。そして70歳以上75歳未満の高齢者に対しては、「高齢受給者証」が交付され、医療費の自己負担金が軽減される制度があります。
前期高齢者の高齢受給者証は「70歳になった翌月の1日から」適用されます。3月31日生まれなら4月1日からが前期高齢者となり、4月2日生まれなら5月1日からが前期高齢者です。
しかし、4月1日生まれの人は「3月31日の24時に70歳となる」ため、「その翌月の1日」つまり誕生日である4月1日には前期高齢者対象者となるのです。これは年度の考え方と同じですね。
前期高齢者と後期高齢者で考え方が異なるため分かりにくいですが、これも「4月1日生まれ=早生まれと同じ」と覚えておくといいかもしれません。

 

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