今回は高齢者における泌尿器について紹介していきます。
まず代表的な症状と疾患は頻尿(夜間尿)、尿失禁、前立腺肥大、過活動膀胱、尿路感染症(膀胱炎など)、腎機能の低下、泌尿器癌などでこれらの症状は加齢による生理的変化などが関係しQOL(生活の質)を低下させるため専門医による診断と治療が必要です。
※当院の泌尿器は毎週火曜日の午前に上間医師が担当です(気軽に相談して下さい)
〔頻尿・夜間尿〕
・膀胱に尿を溜められる量が減ることや、脳とのやりとりが上手くいかず少量の尿でも頻繁にトイレに行きたくなる状態で睡眠にも影響します。
〔尿失禁〕
・頻繁な尿意、尿意を感じてから排尿を我慢する能力の低下、尿を保持する機能の低下により尿が漏れる状態。
〔前立腺肥大〕
・男性特有の疾患で加齢とともに前立腺が大きくなり尿道を圧迫することで排尿困難や残尿感を引き起こす。また、前立腺癌のリスクも高めるのでサイズやPSA検査のチェックは重要。
〔過活動膀胱〕
・膀胱に尿が溜まる前に強い尿意を感じる状態。(年齢だけでなく精神面も関係しています)
〔尿路感染症〕
・尿路に細菌が入り込んで排尿時に痛み、頻尿などの症状を引き起こす。
〔加齢による生理的変化〕
・腎機能の低下、排尿筋の収縮力の低下、膀胱機能の低下など。
このような代表的な症状や疾患は経験したことや気になっている方は多いと思います、ぜひ当院の泌尿器科を受診し、上間医師に相談し適切な治療によってQOL(生活の質)を改善しましょう。
また泌尿器科領域(画像診断・尿検査など)の検査によって現在の状態を確認しましょう。
※放射線室は画像診断(超音波、CT検査)を担当しています(よろしくお願いします)
放射線室スタッフ一同
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