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江藤ニュース

超音波検査の役割|放射線室

超音波検査(エコー検査)は画像診断においてCT検査と並んでとても重要な検査です。

今回は皆さんがご存知であるCT検査ではなく超音波検査を主に紹介していきます。

 

まず超音波装置について簡単に説明します、体の中に超音波を送信し臓器や組織から跳ね返ってくる反射波を映像化しています。

簡単に考えるとCT装置は放射線を利用して画像化し、超音波装置はその名の通り超音波を利用して画像化しているということです。

そこで、放射線と超音波それぞれの性質は長所と短所があるのですが、お互いの長所と短所をよく理解し超音波検査とCT検査を組み合わせることによって精度の高い検査が可能になります。 では簡単ですが超音波検査の長所と短所を紹介します。

 

〔超音波検査の長所〕

 

  • CT検査のように放射線に被爆することなく検査ができる。
  • 被検者の条件や臓器によってはCT検査より優れた画像を描出することが可能である。
  • 血行動態や臓器の動きをリアルタイムに観察することが可能。

(特に心臓は血行動態や動きを観察することが重要なので超音波検査に適しています)

 

〔超音波検査の短所〕

 

  • 検査する人の技術・知識・経験がそのまま反映される。
  • CTに比べて脂肪や骨、消化管ガスの影響を受けやすく、観察視野が狭い。
  • CTに比べて検査時間が長い。

 

〔まとめ〕

 

  • 現在当院の超音波検査は腹部、心臓、甲状腺、乳腺、頸動脈、腎動脈の検査が可能なのでよろしくお願いします。
  • 実際当院での超音波検査のデータ(実績)を簡単に紹介します。
  • 早期癌を超音波検査で偶然発見したことも数件あります、そして超音波検査で今後の治療方針などに役立ったこともたくさんあります、また検査することにより画像データを保存できるので今後の検査にも役立ちます。(超音波検査をして無駄なことはありません)
  • 是非この機会にCT検査だけでなく超音波検査も画像診断として重要な役割を果たしていることを知ってもらえたらとても嬉しいです。

                                          放射線室スタッフ一同

放射線室のコラムはこちら

・ 骨密度検査
・ 生活習慣病について
・ 画像診断
・ 動脈硬化について
・ 被曝(ひばく)線量について 前編
・ 被曝(ひばく)線量について 後編

 

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