新着情報 新着情報

新着情報

江藤ニュース

MitraClip(僧帽弁閉鎖不全症のカテーテル治療)|放射線室

江藤病院放射線室

今回は心臓の弁膜症の治療の紹介をしたいと思います。

弁膜症でも頻度が高い僧帽弁閉鎖不全症(MR)は心不全と診断され入退院を繰り返している患者さんでは5人に1人は重症な僧帽弁閉鎖不全症(MR)を合併していると言われています。
僧帽弁閉鎖不全症(MR)は一次性と二次性に分けられ二次性MRは3年で3~4割が死亡する非常に死亡率が高い疾患です。

そこで二次性MRに対して今回紹介するMitraClipは大変有効な治療手段であり、また一次性MRに対してはMitraClipはカテーテル治療なので高齢などの理由により手術が不能、手術リスクの高い患者さんへの治療としても期待できます。

MitraClipが適応できるかを検討するためには心臓エコー検査やその他の検査で僧帽弁閉鎖不全症(MR)の重症度、心機能、僧帽弁の形態などを精査してMitraClipにより改善が期待できるかを検討する必要があります。(改善が期待できない患者さんには適応できません)

〔MitraClipのメリット〕

・患者さんの負担が少ない
・手術できない人も治療できる
・術後の社会復帰が早い
・心不全で入退院を繰り返している方にも有効

 

まとめ

・MitraClipは胸を切開する従来の外科手術よりも低侵襲なため手術することが難しかった患者
さんに対しても治療が可能となり患者さんの選択肢が増えた。
・高齢者の患者さんでも改善が期待できるなら適応できる。

 

放射線室スタッフ一同

放射線室のコラムはこちら

・ TAVI(経カテーテル大動脈弁留置術)
・ 心房細動
・ 頸動脈エコー
・ 骨密度検査
・ 生活習慣病について
・ 画像診断
・ 動脈硬化について
・ 被曝(ひばく)線量について 前編
・ 被曝(ひばく)線量について 後編

 

一覧へ戻る
back 一覧に戻るのアイコン

ご不明点がございましたら、
お気軽にお問い合わせください。

0885-37-1559
ページトップ ページトップのアイコン

トップへ戻る